いい油、悪い油とは?脂質の本来の役割を知って、健康Bodyをゲット!

様々な食用の油

こんにちは!

 

今日は前回の記事に引き続き、油のお話をしたいと思います。

前回は、オリーブオイルを例にして

・油の種類はいろいろあるけれども、どれもカロリーは全部一緒ですよー!

・良い油でも摂りすぎれば一緒太ってしまうので注意しましょうねー!

というようなお話でした。

 

さて、そこで『良い油』『悪い油』とはなんぞや?

ということについて考えたいと思います。

健康Bodyのために知っておきたい、脂質のからだの中での役割

身体の中での脂質のはたらき

そもそも、脂質には

①身体を動かすエネルギーになる

②身体をつくる材料になる

という役割があります。

 

①については糖質も同じ役割です。

ですから、糖質も脂質も摂りすぎると身体を動かすエネルギーとして使いきれないので、余ったものは脂肪になってしまうんですね。

 

そして②については、脂質は体脂肪を作る材料ということにもなりますが、人間の細胞膜をつくるという、とっても大事な役割があるのです。

私たちの身体は、たくさんの細胞からできているので、脂質が不足すればその1つ1つの細胞の膜が十分につくれないということになります。

そのため、カロリーカットのために油を減らしすぎると、お肌の調子が悪くなったり、なんだか元気が出ないなど、体調を崩す原因になってしまうんですね。

ですから、『良い油』であればしっかり必要な脂質としてとる必要があるのです☆

 

『良い油』『悪い油』とは?

油には様々な役割がありますが、『良い油』『悪い油』の違いというのは、すっごく噛み砕いて言うと“血液をドロドロにするか、しないか”ということです。

一般的に、

悪い油・・・肉の脂身や皮、人工的につくった油

良い油・・・植物性の油、魚の油

と、覚えていただくとよいと思います。

 

詳しくみると、こんな感じです。

様々な油の種類とはたらき

 

わたしは病院の保健指導も担当しておりますが、

肥満、脂質異常症、高血圧、糖尿病などなど、いわゆる生活習慣病・メタボリックシンドロームに該当する方々の食事内容を見ていると、やはり肉や乳製品からの脂質の摂取が多く、野菜、魚の摂取が少ない方が多い傾向にあります。

こういった食生活は、『悪い油』を摂りすぎることと、より吸収しやすくしてしまうんです。

 

本当に、良くも悪くも私たちの身体は食べた物から、作られているんだなぁと思い知らされます。

ですから、体には必ず脂質は必要だからこそ、『良い油』をとって頂きたいです。

 

なかでも、“オメガ3”という種類の脂肪に関しては、特に現代の食生活では不足しがちです。

最近は、テレビや雑誌など様々なメディアの健康に関する情報では取り上げられることが多くなってきて、耳にしたことがある方も多いと思います。

この種類の油には、

・血液をサラサラにする

・コレステロールを下げる

・炎症を抑える

・体脂肪の燃焼につながる

・認知症予防につながる

などといった、様々な良い働きがあるのです!

 

良い油が含まれるものを食べて健康Bodyをゲットしよう

どのような食品に含まれるかということですが、魚全般の油は基本的にオメガ3が多いです。なかでも青魚には多いですね!

そして、えごま油、アマニ油といった油です。今ではスーパーでの品揃えもかなり増えてきました。

オメガ3の多いアマニ油

 

このオメガ3という油の種類は、油の中でも非常に酸化しやすい油なので注意です。

えごま油、アマニ油など油を購入する際は、しっかり遮光容器のものを選んでくださいね!

 

また、加熱によっても酸化は進んでしまうので、えごま油、アマニ油は加熱せず使用しましょう♪

サラダにかけたり、汁物に入れたりなど、食べる直前に使用するのがオススメ☆

 

どのくらいの量を摂ったらいいかということですが、

えごま油、アマニ油の場合は1日に小さじ1程度です。

 

ちなみに私は納豆に入れて食べています(*^^*)鰹節やごまも入れれば、香りも出てよりおいしく食べられますよ!

 

 

『良い油』をとって、健康Bodyで人生を彩りましょう~♪*゜