早食いは肥満の原因に?よく噛んで食べるだけで身体に変化があるかも?

早食いの人

こんにちは!

 

 

今回は、食事をとっている時間と、咀嚼回数による健康との関連についてお話します。

早食いは肥満の原因に?健康リスクも

みなさんは、普段自分がどのくらい食事に時間をかけているのか知っていますか?

 

子供の世話、立て込んだ仕事・・・

そんな忙しい毎日の中で、ゆっくり食事の時間がとれない!時間がない!なんて方は多いと思います。

 

しかし、そんな早食い習慣のある方、要注意です。

 

“早食い”は、れっきとした肥満リスクになります。

早食いによる肥満のリスク

なんと、肥満のリスクは早食いになって4.4倍にも( ゚Д゚)!!!

 

その理由は、

①満腹のサインが出るのが遅く、食べすぎの原因になる

②噛まずに一気に食べ物が身体の中に入ってくるため、消化に負担がかかる

 

ということです。

 

 

まず、①について。

人間は、食べ物を食べ始めてある程度経つと、『満腹ですよー!もう食べ物はいらないですよー!』

というサインが出ます。

 

これが正常な人間のはたらきです。

 

しかし、早食いをするとそのサインが出る頃にはたくさん食べすぎてしまっています。

その食べすぎた分は、もちろん脂肪として蓄えられやすく肥満の原因になるのです。

 

 

次に②について。

早食いをするということは、あまり咀嚼されなかった食べ物が、いっきに胃袋に流れ込むということです。

 

咀嚼という行為は、消化の第一歩。

よく噛む人

 

これを怠ってしまうと、その後の消化に負担がかかります。

そして、それはエネルギーの代謝を滞らせてしまうことにつながり、肥満のリスクを増大させます。

 

また、早食いの方の食事内容は、比較的のどごしが良く、あまり噛まなくても食べられるような麺類や丼ものが多くなる傾向にあります。

そうすると、栄養バランスが炭水化物メインになってしまい、たんぱく質の不足をはじめ栄養の偏がでてきてしまいます。

 

以上のように早食いのメリットは何もないのです!

 

 

咀嚼回数が少ないと肥満になりやすい

咀嚼回数とは、食事のときに食べ物を噛む回数のこと。

これが少ない人も、肥満につながりやすいという研究結果が出ています。

 

『よく噛んで食べましょう』と、幼いころから言われてきたと思いますが、これはとっても大事なこと。

 

上記で述べたように、咀嚼回数が少ないと消化に負担がかかりやすくなってしまい、代謝の低下につながります。

また、消化不良を起こしてお腹が痛くなったりしてしまうことも。

 

咀嚼回数は食事時間と関連していて、咀嚼回数が少ない人は早食いの傾向にあります。

どちらもデメリットになるということですね。

 

また、噛むことでメリットもたくさんあります。

肥満の防止食事時間の延長だけでなく、顎をよく使うことで

 

・脳の活性化。認知症の防止

・あごのラインがシャープに。二重顎の防止

・活舌の改善

 

など、様々な良いことがあります。

まずは1口で20~30回を目安に噛む練習をしてみましょう。

 

ゆっくりとよく噛むことで本当の味を知る

最近は、たくさんの加工食品が世の中に溢れており、添加物で味を調整しどのような人にも、時間が経ってもおいしく感じられるような食品が多くなりました。

便利になる反面、食品のもともと持つ本来の味がわからなくなってしまっていくのも事実。

 

いわゆる、“素材の味”がわからなくなってしまうのです。

 

これは実は危険信号。

添加物まみれの食品しか、おいしいと感じなくなってしまうかもしれません。

 

それが、ゆっくりとよく噛んで食べることで、改善されやすくなります!

ゆっくりよく噛んで食べる人

 

ゆっくりとよく噛むことで、唾液の中に含まれる消化酵素が、食べ物の消化をし始めます。

そうすると、食べ物が分解されてきて食べ物の中の甘みやうまみが出てくるのです。

 

ご飯粒なんかは良い例です。

 

また、ごまのような小さな粒は、よく噛まないと粒の中の栄養が取り出せません。

小さな粒を噛むことですりつぶしてこそ、ごまの栄養をとることができます

 

このようにして、消化の第一歩である噛むことをすることによって、本来の食べ物の良さを感じることができます。

これがちゃんとできるようになると、作られた添加物の味ではなく、食べ物の味、素材の味を楽しむことができるようになりますよ!

 

 

今回は、早食いと咀嚼に関してのお話でした♪

食べ方を改善してよりよい食生活を送りましょう~(^O^)/