オリーブオイルならOK?ヘルシーオイルの誤解と本当に体にいい使い方

植物性の油、オリーブオイル

こんにちは!

 

 

今回は脂質についての基本的なお話です。

ヘルシーオイルのはたらきと誤解

最近では、「ココナッツオイル」「オメガ3」「コレステロール0」といった油に関するキーワードがどんどん出てきて、それに関連する商品もたくさん出回るようになりました。

油には、うまみを閉じ込めたり、コクを出したり、栄養素の吸収をアップさせたりなど、様々な働きがあります。

食べ応えのあるおいしい料理には欠かせないものですよね。

また、油をカットすることでカロリーダウンができたり、オメガ3の脂肪を摂ることで脂肪燃焼に繋がったり、ダイエットにも深く関わるものでもあります。

 

現在売られている油の種類は、何十種類とありますが

その中でも比較的健康的なイメージが強いオリーブオイル

わたしが栄養指導をしている中でも、ほとんどの方が口をそろえて

「家で使う油は、オリーブオイルにしています!」と、おっしゃいます。

 

油の働きがわかって使っているのであれば良いのですが、

どうやら中には「オリーブオイルなら太らない」「オリーブオイルならカロリーが低い」「オリーブオイルなら使っても大丈夫な油である」

と、思っている方も多いようです。

ですが、こういった「オリーブオイル様様」的な考えは間違いなんですね。

 

結論、どんな油でもカロリーは同じです!

 

どんな油も脂質1gで9kcalのエネルギーを持っています。

ですから、いくらオリーブオイルを使っているとはいえ、揚げ物、炒め物、サラダにもかけて、パンにもつける、なんてことをふんだんにしていたら当然高カロリーになりますし、カロリーの摂りすぎになります。

消化にも負担がかかり、中性脂肪の増加や肥満にもつながって、ダイエットどころではないのです。

 

もちろん、カロリー以外での面においては他の油と比較するといい面はありますが、まずは油の量や使い方、使用頻度を見直してみてもいいかもしれませんね(^^)

 

 

オリーブオイルの種類と適切な使い方

ちなみに、売られているオリーブオイルには種類がありますが、ご存知ですか?

『エキストラバージンオリーブオイル』『ピュアオリーブオイル』などです。

この違いは、“酸度”にあります。

『エキストラバージンオリーブオイル』は、オリーブの香りがしっかりします。

サラダにかけたり、パンにつけたりしてもおいしいですね。

ただし、メインの食材の味を活かしたり、香りをあまり主張させたくない場合は、『ピュアオリーブオイル』を使うのがおすすめです。

まとめるとこのような分類になっています↓↓↓

オリーブオイルの種類とはたらき

このように、お料理に合わせて使い分けてみても、よりオリーブオイルを楽しめると思います♪

 

 

オリーブオイルの健康のための購入ポイント

また、商品購入の際にはポイントが2つあります。

 

①遮光ボトルに入っていること

油は非常に酸化しやすい物質です。酸化すると味は落ちますし、栄養価も下がります。ですから、光を遮断するような遮光加工されたボトルに入っているものがおすすめです。また、保存方法も冷暗所に置くということも酸化を防ぐポイントですね!

②大きすぎるボトルは買わないこと

これも、酸化防止のためです。大きいサイズのもので、安く売っているオリーブオイルをよく見かけますが、封を開ければ酸化が始まりますので、なるべく使用期間は短い方がよいです。また、安くて大きいボトルのものですと、オリーブ自体の品質や、製造過程の品質が低いことがありますので、そういった面においても大容量のものはおすすめしません。

 

「オリーブオイルなら間違いない」と思っている方、普段の油のとり方には注意してみてくださいね*゜

 

食品以外にも言えることですが、テレビや雑誌で取り上げられている情報のある一面だけを見るのではなく、いろんな角度から見ることはとっても大事ですね!